2022-07-01 育林学実習「間伐」

群馬県にある農工大の演習林、フィールドミュージアム(FM)大谷山に来たワン!

こちらの学生さんたちは、農学部 地域生態システム学科のみなさん。
森林施業?苗畑作業の実習体験をとおして、森林生態系の科学的な見方を習得する「育林学実習」の集中実習中だワン!

今日の実習は、成長して混んできたスギ林を間引く「間伐」。

間伐ってどうやってするんだワン??
ハッケンコウケンも、戸田浩人教授に教えてもらったワン。

まずは、間伐する木を選ぶ選木!
間伐する範囲のスギの樹高と胸高直径(胸の高さ約1.2mの幹の直径)を全て測定する「毎木調査」を行うワン。
写真1枚目は、樹高を測っているところだワン。

それから、写真2枚目のように、樹木1本ずつの成長や幹の形を見て、「樹型級」という階級分けをし、間伐する木を選んでいくワン。
間伐するのは、成長が遅れて他の木の下に隠れている木や、幹がすごく曲がっていたり傷ついていたりする木。

木を選んだら、伐採作業だワン!
伐採には、オノとノコギリを使うんだワン。

まず、写真3枚目のように、オノで倒したい方向に「受け口」を楔型(くさびがた)に作るワン。
写真4枚目、5枚目は、受け口の反対側からノコギリで受け口よりやや上に「追い口」を入れているところ。

こうやって切ると、写真6枚目のように、受け口が蝶番(ちょうつがい)みたいになって、ゆっくり倒れていくんだワン。

さてさて、集中実習は3泊4日!
まだまだ続くワン!
来週は、「植栽」の様子を紹介するワン。
お楽しみに!

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