よくあるご質問


「農工大プラスチック削減5Rキャンパス(TUAT Plastic 5R Campus)」の活動に関するご質問にお答えします。
お問い合わせの前にぜひご参照ください。

1.「活動を始めた経緯」に関するご質問

Q1. 活動に取り組み始めたきっかけを教えてください。

A1. 本学では、マイクロプラスチック汚染について早くから研究を続けてきた研究者を代表者とする農工融合の研究チームを、2018年度に発足させました。本学のキャッチフレーズとして、「地球規模の諸課題を解決する研究大学」を掲げていますが、プラスチック汚染に関しての近年の国際的な動向を踏まえ、この研究チームの取組を核に、2019年8月9日に「東京農工大5Rプラスチック削減キャンパス」を宣言し、全学的に取り組んでいます。
 「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」活動は、我が国の「プラスチック資源循環戦略」3R(Reduce, Reuse, Recycle)+Renewable(再生可能資源への代替)に、研究(Research)を加えた5Rの活動です。

Q2. 「5R」は具体的にどのような取り組みでしょうか?

A2. Reduceに向けた取り組みとして、学内に給水器を設置し、2020年4月から、自動販売機のペットボトルをゼロにしたほか、2019年11月から、学内店舗でのプラスチック製レジ袋の削減又は有料化を開始しました。
 Reuse, Recycle,Renewableに向けた取り組みとして、マイボトル、マイバッグの利用を教職員?学生等に呼びかけているほか、大学のノベルティグッズを循環型素材に切り替えました。
 Researchにかかる取り組みとして、農工大融合研究支援制度(TAMAGO)で研究を推進している高田秀重教授を研究代表者とした研究チームが、以下の4つの課題に取り組んでいます。

 (A)マイクロプラスチックの分布および生物への影響調査
 (B)海上プラスチックの回収装置の開発
 (C)バイオマスベースの代替素材の開発
 (D)プラスチックと代替素材のライフサイクルアセスメントの実施

 そのほか、次世代の人材を育成するための教育活動、東京都をはじめとする自治体との連携協定に基づく社会貢献活動等を実施しています。活動内容はウェブサイトのほか、Twitter等でも発信しています。

2.「5R」の活動に関するご質問

?「Reduce」に関するご質問

Q1. 自動販売機からペットボトルをゼロにするため、どのような工夫をしましたか?

A1. 学内にマイボトル用の給水器を設置するとともに、自動販売機の選定にあたっては、「ペットボトルを?れないこと」、「??りの?を?れること」等の条件を科して、?札を?いました。そのほか、学内の会議等でのペットボトル飲料配布をしないように呼びかけるなど、可能なところから、取り組んでいます。

Q2. 給水器の利用は有料でしょうか。

A2. 無料で提供しています。

Q3. 給水器の利用者の反応を教えてください。

A3. マイボトルを持つ方が増えています。

Q4. 給水器は、屋外にも設置していますか。

A4. 衛生面(虫の混入等の予防)、防犯面から、屋内に設置しています。

?「Reuse, Recycle,Renewable」に関するご質問

Q1. 取り組みを始める前と後でどのように変わりましたか。

A1. 大学生協で年間7万枚配っていたレジ袋が、700枚程度に減っています(2020年10月現在)。
 また、大学生協において、Мサイズのエコバッグを、農工夢市場では、Lサイズのエコバックを販売しており、こちらも活用いただいています。

Q2. 脱プラスチックの大学オリジナルグッズは、どんなものを作っていますか。

A2. 大学生協と協力し、給水器用のマイボトルを販売しています。また、Мサイズのエコバッグを、農工夢市場ではLサイズのエコバックを販売しています。
 また、販売はしていませんが、イベントの記念品や基金の返礼品に使用するノベルティグッズとして、紙ペン、紙ファイル、タオル、コットンのトートバッグ、間伐材を利用したコースター、カレンダー等を作成しています。
 プラスチックを使用していないグッズは、まだ先行例が少なく、今後も検討していきたいと考えています。

Q3. オリジナルマイボトルへの反応を教えてください。

A3. 大学生協で販売していた給水器用のオリジナルマイボトルは、大変好評をいただいており、300本売り上げています(2020年3月現在)。購入者は様々で、教職員のほか学生にも購入していただいています。
 また、オリジナルマイボトルではなく、自身でマイボトルを持参する学生も見受けられます。

?「学生への教育」に関するご質問

Q1. どんな教育を実施していますか。

A1. プラスチックの課題解決をテーマにした講義を、2020年4月から、1年次の必修科目で行っています。
 また、「農工大プラスチック削減5Rキャンパス学生ボランティア隊」を募集し、学生からの活動提案を受け付けています。

Q2. 授業以外ではどのような活動をしていますか?

A2. 2019年に「農工大プラスチック削減5Rキャンパス学生ボランティア隊」を結成しました。「学生便覧」に掲載する給水器設置場所の案内作成等を行っています。
 その他、学生からの提案募集等を不定期に実施しています。

?「社会貢献」に関するご質問

Q1. 社会への普及啓発活動は、どんなことを行っていますか。

A1. 東京都が立ち上げた「チームもったいない」活動に大学として初めて参加し、2019年11月には「チームもったいない」活動の一環として、都内6大学の学園祭等で実施した「東京都PRキャラバン」にて、本学の取組についての紹介を行うなど、普及啓発活動に参加しています。さらに、自治体等が実施する研修、市民向けの公開講座等に本学研究者を派遣し、啓発活動を行っています。

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